Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ヘイドリアン・ウオール(ハドリアヌス)を歩く準備

2024-08-13 06:15:15 | 独り言

7月末、娘と孫のジュードは英国北東のニューカースル(New Castle)から近くのヘイドリアン・ウオールの出発地点へ行って写真を送ってきた。

へードリアン(日本語ではハドリアヌス)ウオールというのは紀元後43年、ローマ人が英国へやってきて、今で言うスコットランドとイギリスの間に全長135kmの塀を作り、当時の蛮族(スコットランド人)を締め出すオーダーを出したのがヘイドリアン(ハドリアヌス)皇帝だった。これぞ西洋万里の長城。

私は以前からこの場所にとっても興味があり、一度歩いてみたいと思っていた。そのことを娘にいうと、いとも簡単に じゃ行きなさいよ。

それで行くことにした。まずは一日20-25kmを歩けるかどうか?ある日いつものスポーツシューズで7kmほど歩いたら足の2箇所に水ぶくれができた。

それでインターネットで軽くて靴底が柔らかいウオーキングブーツを注文したら39.99ポンド、送料4.5ポンドという。40ポンド以上の買い物なら送料はただと言う。サンダルを15%引きでオファーが来たのではじめにサイズ6でショッピングカートに入れた。

ところがサイズ5.5に直そうとしても出来ず、キャンセルも出来ずそのままにしておいたら、ブーツのサイズを変えると思ったらしく、いつまで経ってもこない。

それで街のスポーツ店でサイズ6のを買ったら家の中で数時間履いてみたのに足指が熱く痛く眠れなかった。

翌日取り替えてもらってサイズ7にしたら足指は触らないがやっぱり全体にゆるゆる。(写真左のブラウンのブーツ)

今度はアマゾンの男の子用のブーツでサイズ6.5(真ん中のブルーのブーツ)を取り寄せたら、やっぱり大きすぎる。ではサイズ6と5を一緒に注文したら翌日夕方には配達されるという。

その朝、中国からやっと10日ぶりに注文したブーツ(ピンクのブーツ)が届いた。その夕男の子用サイズ6と5が届きまるで靴屋みたい。

ピンクのブーツが一番履きやすく足にも優しく、ほかは持っていったり、アマゾンに返品したりでやっと落ち着いた。

それで昨日はブロムリーのスポーツ店に返品したその帰り履いていったブーツを慣らすために、5kmの直線コースをあるいてかえってきた。広大なベッケンナム・プレース・パークの中は木陰で憩う人たちとサッカーに興じる人たちが楽しんでいた。この所気温28-30度くらい、湿度が低いから木陰は気持ちがいい。

今日月曜日、いつもならジムで汗を流している所、今日は15-20km歩いてみようと覚悟して、リュックに水のボトルだけ入れて出発。

歩いていてもきれいな花には心惹かれて立ち止まって鑑賞し写真を撮って眺めているから、今日歩いた3時間半のうち30分は花の鑑賞とショッピングに費やした。

30年前に住んでいた近くを歩いて、こんな素敵な家があった、とか初めて知った。

公園の中のゴミ箱が溢れていた。昨日の日曜日この公園で大勢がパーティでもやったらしい。でもいつものようにそこら中に捨てていないだけでも良かった。

1973年から1981年まで住んでいた通り、40-50年経ってもほとんど変わっていない。

グリニッチとニュークロスの間のデフトフォード(Deptford)の街いつ見ても下町でごみごみしている。この街は人種の坩堝のようで、上のようなお店が営業している。1970年代、ベトナム戦争の難民を受け入れたのもこの街で一時期、ベトナム人が集団でショッピングにきていた。 

そんな下町の真ん中に立派な大教会セント・ポール・デフトフォードは、宗教界では有名らしく、1970年代プリンセス・マーガレットがこの教会を訪れ、小さかった娘と見に行ったことがあった。小さな女の子のプリンセスのイメージは、可愛い女の子できれいなドレスを着て・・・大人の中年のプリンセスをひと目見て、一遍に興味をなくして帰ろーとぐずったことが忘れられない。

グリニッチは観光客の街。パブも花の飾りが素晴らしい。カティサークも火災のあと完全に修復して、中を見ることができる。

 

 

昔の海軍の士官学校のあった所、私が英国に来た72年にはまだかっこいい若い士官学校の生徒達が真っ白の上下でさっそうと歩いていた。

 

ロンドンへ来たことのある方なら一度は見たいと思われる、グリニッチ天文台。いつも人であふれている。

今日は外気31度にも上がり本当に木陰に入るとホッとする。グリニッチの緩やかな丘を登ったところに小さな植物園らしい花畑。そしてこの公園を出たところが

広大なブラックヒース。ここは1346年から1353年、ロンドンでブラック・デス(黒死病)と呼ばれたペストでなくなった数百万人の人々がうめられているため、一切の建築物を建てることが出来ない。

ここからなだらかな丘を降りていったところがル‐シャムのマーケットのある所。

我が家から15kmで3時間半かかったが、良いブーツにあたって足は痛くならずに済んだ。これで毎日20数キロを歩く自信がついた。

 

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