ニンジャスレイヤー 4 アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ

2015年04月15日 19時31分52秒 | └ニンジャスレイヤー

大雨で出かけられなかったren.です。
「フランチェスカ」DVD-BOXの支払いに行きたかったんだけどね。
明日は晴れ間がありそうだから、その隙を縫っていってきましょうかね。

●「ニンジャスレイヤー 4 アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」 余湖裕輝・田畑由秋/角川コミックスA
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/16/d273be540e527257947b34c33cbc27cc.jpg?random=188eb60f7e73bd9e3c5e43d51554768e

ぼくらのひーろー、やくざてんぐがだいかつやくだ!

黒スーツに角刈り姿、背中に背負ったジェットパックで空を飛び、手にした赤漆塗りのスマートガンでニンジャを討伐する謎の男にして狂人。
やはり赤はアンチニンジャの証なのか。
ヤクザ天狗は忍殺屈指の人気キャラです。

原作でも人気のエピソードですが、やはり漫画栄えする話です。
ガンドーの使うピストルカラテにも似た戦闘技術は、サイバネ強化された視界サポートにより相手の動きを予測するところまで、「リベリオン」のガン=カタ的。
実際、漫画で描かれているのは、クラリック流の銃の構えと相違ありません。

しかし、このエピソードはそんな破天荒な彼の活躍だけを描いているわけではなく、ニンジャソウルによって兄弟愛を破壊されていくタロの悲劇と、ニンジャ社会によって暴力的ヒエラルキーを根底から崩されてしまったリアルヤクザのヤマヒロの悲哀こそが物語の骨子といえます。
二人の別の意味での"生き方を変えられない"不器用さと、"変わらなければいけない現実"がシンクロし、その境目を暴力的に破壊するのがヤクザ天狗なのです。

そんな中、タロがブッダに許しを請うシーンでは、唐突に水木しげる的タッチで"ビビビ打ちビンタ"が描かれるのがずるい(w

コメント
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