一枚余計に羽織って出かけたら汗だくになったren.です。
いやぁ、日中には20度まで上がるんだもの、そりゃ暑いわ。
● 「ニンジャスレイヤー 秘密結社アマクダリ・セクト」 エンターブレイン
いよいよ3部開始。
舞台は再びネオサイタマ。
ソウカイヤが、ザイバツが斃れ、チバ=クン率いるアマクダリ・セクトが徐々に支配領域を広げる状況に、新たなニンジャスレイヤーの戦いが始まります。
しかし、話も3部まで進んだ影響か、ニンジャスレイヤーの活躍よりも、変化したネオサイタマの風景に筆が割かれているような印象を受けました。
多くのエピソードで、ニンジャスレイヤーが出てくるのは最後だけだったりします。
まあ、それでも退屈しないほど、敵や枠役が魅力的なのですけれど。
今巻の目玉は、すでに「グラキラ」でコミカライズされている「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」でしょう。
久しぶりのヤモト=サンの成長と活躍だけでなく、3部の世界観が凝縮されています。
そして、ヤモト=サンに殺意を向けたり、サツバツ・ナイトとなったりするニンジャスレイヤーからは、ナラクの変化も感じ取れます。
それにしても、読む前に裏表紙をみた時、このヤモト=サンは新キャラかと思った(w
とても平坦でショタかとおもtアバーッ!!
スナイパーニンジャの視点から描かれる「トゥー・ファー・トゥー・ヒア・ユア・ハイク」は、「キノの旅」のスナイパーを思い出し「ぬ」。
「フラッシュファイト・ラン・キル・アタック」「ザ・ファンタスティック・もーぐ」では、表裏一人のニンジャとなったエーリアスとブレイズが見所で、特に後者ではブレイズのオバーチャンッコ・アトモスフィアにキュンとします(w
ふとしたきっかけで"ニンジャハンター"を名乗ることとなった男の悲喜交々を描く「リボルバー・アンド・ヌンチャク」は、忍殺的人情話。
そして、「ア・ニュー・デイ・ボーン・ウィズ・ゴールデン・デイズ」では大晦日にたくらまれたテロを巡り、セミレギュラーのデッカーコンビ、シンゴ&タバタが活躍するバディ刑事アクションで、刑事モノ好きな私は再登場がうれしかったです(w
まだ彼らの出るエピソードがあるようなので、再々登場が楽しみ。
巻末には、ザ・ヴァーティゴ=サンがいまさら思いついた用語解説もあり。
まあ、3巻まで付き合ったヘッズなら、いまさらの説明ではありますが、どこからでも読めるというニュービー向けなところも見せておかないとね(w
登場人物紹介には、改めてニンジャスレイヤー他のメインキャラの説明も載っているので、初登場の際の説明書きと読み比べるのも一興。