どうもren.です。
いまだにバイクで走る夢を観ます。
でも、必ず自分か他人が事故るんだよね……。
まだ、心の中に大きな傷となって残っているようだ。
さて、昨夜はサクヒールGP決勝でした。
舞台は先週と同じくバーレーン国際サーキットですが、外側のトラックを使うバリエーションレイアウトに。
台形型のオーバルに近いようなレイアウトで、しかも一周が1分を大きく切る短さ。
どんなレースになるのかと思ったら、意外にスピードは出ず、周回遅れを含めて車間も大きく広がらないため、バトルの多い面白いレースになりました。
……これがここのベーシックレイアウトでいいんじゃないか?(w
ハミルトンが新型コロナ陽性で欠場というサプライズに、さらにその代打としてウィリアムズからラッセルがメルセデスマシンに乗るという大サプライズ。
代わりにウィリアムズではジャック・エイトキンがデビュー。
前回の大事故で今期は欠場となったグロージャンの代わりは、エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディがデビュー。
なんだか、こんな押し迫った時期にやけにまぶしいドライバーラインナップだ(w
そんなラッセルは絶好調。
フリー走行ではトップタイムを何度もたたき出し、予選では意地のPPゲットしたボッタスに0.026秒の差で惜しくも2番手という結果。
これは、今のF1を象徴する出来事かもしれない。
以前からハミルトンの強さはマシンの強さであり、同じマシンに乗れば誰でも上位の結果を出せるとは言われていました。
この結果はそれを証明しているのか、ラッセル自身の能力なのか。
それとも、どちらもなのか。
しかし、そんな風潮もなんのその。
ラッセルは決勝でも躍進します。
スタートでボッタスの前に立ち、リードラップを続けました。
パスも巧みで、これはやはりラッセルの能力の高さだったのだと感じさせます。
ところが、レース後半にメルセデスはとんでもないミスを犯します。
エイトキンが単独クラッシュしSCが導入された際、メルセデスは快走中の二台をダブルピットストップさせますが、なんと二人のタイヤを混ぜて交換するという大チョンボ。
慌てて次の周にもう一度ダブルストップさせますが、このごたごたで二台とも後逸。
このミスはレース後に罰金ペナルティとなりました。
それでもラッセルは持ち前のセンスでごぼう抜き!
瞬く間に5番手から2番手まで順位を取り戻します!!
すげぇ!!
……しかし、今度は左リアがパンク。
このタイヤ交換でまたも順位が落ちていってしまいます。
なんとかリカバリーしたものの、結果は9位。
初ポイントをゲットしたとはいえ、栄光は手のひらからこぼれてしまいました。
あまりの仕打ちに、観ていたこちらも心が痛む。
それでも、確実に今回のレースで実績を残したラッセル。
DotDが慰めになればいいのですが。
その栄光を拾い上げたのはペレス。
ペレスは一周目に無理にインを差してきたルクレールと接触しスピン。
その影響でルクレールだけでなく、フェルスタッペンが押し出されて壁にヒット、リタイヤに。
ルクレールはこの行為で次戦3グリッド後退ペナルティ。
フェルスタッペンは何も悪いところもなく、むしろ緩めて譲ったというのに。
壁を蹴る姿が痛々しい。
ペレスは最後尾となりますが、持ち前の粘り強さでメルセデスの後ろまで順位を取り戻していました。
そこに降って湧いたトップポジション。
ごっつぁんというにはまぶしすぎる、涙涙の初優勝。
メキシコ人としては70年ぶりの栄光を手にしました。
惜しむらくは、来期のシートが決まっていないことですねぇ。
2位にはこれまた初表彰台となるオコン。
彼も歓喜の涙です。
3位はストロール。
レーシングポイントはダブル表彰台で
マクラーレンを再び逆転、コンストラクター3位に。
なんというか、深夜に観ていて様々な感情が押し寄せる疲れるレースでした(w
でも、ほんと見どころが多かった。
今年のベストレースといってもいい。
……ハミルトンがいないかったからかなぁ(w
次戦はいろいろあった今年もついに最終戦、アブダビGP。