どうも、ren.です。
けもV・ダイアウルフちゃんのデビュー配信を見ましたよ。
なんだろう、あの風格ととっぽさ(w
推せるなぁ。
さて、今日はナノブロックで作ったオリジナル作品を2つ紹介。
☆ ナイトゴーント
H.P.ラヴクラフトの、いわゆる"クトゥルフ神話"に登場するクリーチャー。
邦訳では"夜鬼(やき)"と書かれます。
特に大きく取り扱われているのは「未知なるカダスを夢に求めて」。
私もこの自粛期間中に読み返してたので、この作品を作ろうと思い立ちました。
夜鬼はまさしく愕然とさせられる異様な黒い生物で、体表のすべらかでてらてらしているところは鯨に似て、不快な角はたがいにむかいあって湾曲し、蝙蝠の翼は音もなくはばたき、ものをつかめる手は醜く、針状突起のある尾は不穏にもいたずらに打ち震えるのだった。
そして最悪なのは、言葉を発しもしなければ笑い声をあげもしないところで、微笑すらうかべないのは、笑みをうかべる顔というものがなく、顔があるべきところに意味ありげな空白があるばかりだからにほかならない。
(「未知なるカダスを夢に求めて」ラヴクラフト全集6より引用)
「カダス」作中では方法を知れば簡単な意思疎通が可能で、食屍鬼(グール)の軍馬としても利用され、主人公・カーターもその翼のお世話になります。
TRPG「クトゥルフの呼び声TRPG」にもポピュラーに登場し、現代の魔術師によって使役されることもしばしば。
グループSNE「妖魔夜行」の小説では、ヒロインの摩耶が"夢魔"という名前で使役。
合体(TRPG的には"妖力;庇う")してセクシーなデビルヒロインになります。
犠牲者を連れ去り、無人の荒野である"ナスの谷"に置き去りにする特性もあり、抵抗するものを手や尻尾でくすぐるという"くすぐり魔"の様相もあります。
暴れれば転落死するとはいえ、なんだかちょっとかわいい(w
ブロック化では、当然というか黒ブロック一色で制作。
紫や紺色で指し色しようかとも思ったんだけど、いまいち雰囲気が出なかったので。
最初はいかにもなホラークリーチャー然りとしたポーズにしていたのですが、なんとなく私のイメージじゃなかったのと、背が高くなると飾るのが難しいのでしゃがみポーズに。
作中でもガーゴイル像の姿に譬えられていますから。
ちなみに「カダス」では、ガーゴイルは別のクリーチャーとして同時に登場するのでちょっとややこしい(w
もう一つ、クトゥルフモノ作品。
これはちょっと前に手慰みに作ったもの。
☆ ショゴス
やはり「クトゥルフ神話」に登場するクリーチャー。
ファンタジーモンスターではベーシックなスライムの原型といわれています。
不定形な原形質状のタールやアメーバのような物体。
表面は玉虫色に光る漆黒で、目のような器官が認められる。
どんなものにも変化することが出来、大きなものは地下鉄ほどの巨大なものもいる。
「テケリ・リ、テケリ・リ」と鳴く。
元々は古代南極で文明を発展させた"古(いにしえ)のもの"が労働用の従僕として作り上げた人造生命だったが、自己進化の果てに知性を得て反乱を起こし、ついには文明を滅ぼした。
ラノベ「うちのメイドは不定形」のテケリさんが、まさにその設定のままのショゴスで、作中でも詳しく解説されています。
個人的に好きなクトゥルフクリーチャーなので、いつか作ろうと思っていました。
で、手を出してみたら案外、必要なクリアブラックのブロックが少なかったという(w
もっと扇形ブロックのストックがあったら大きくしたのに。
飾るときに見えやすいよう、裏には斜めにするための盾脚がつけてあります。