「クリッター」
原題:CRITTERS
1986年 アメリカ 86分
■監督:
スティーヴン・ヘレク
■出演:
ディー・ウォーレス=ストーン
M・エメット・ウォルシュ
テレンス・マン
ビリー・ゼイン
●あらすじ
銀河系刑務所を脱獄した悪食モンスター・クリッターたちが地球に。
それを追って2人のバウンティ・ハンターが現れるが…。
なんでも食べてしまうクリッターがダイナマイトまで食べて吹き飛ぶ場面や、
バウンティ・ハンター達が随所で見せる大ボケぶりがおかしい。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
まずニュー・ライン・シネマ製作だったことにビックリ。
昔から面白いB級作品として有名だったから、てっきりエンパイア・ピクチャーズか
イタリア映画辺りなのかと思ってた。
大ヒット作「グレムリン」の雨後の筍の一作では一番有名なのかな?
映像とかファッションとかがいかにも80年代なところが楽しい。
話の展開は割りとゆっくりと進む。基本的には郊外の一家しか襲われないんだが
中々可愛い長女の彼氏役にビリー・ゼインが登場し、クリッターに襲われる辺りから
ようやく話は進展し始める。
丸まって毛玉のように移動したり、背中から麻痺させることができる毒針を飛ばしたり
基本何かを食べたら巨大化したり、それでいて会話もできるくらい悪知恵もあったりなど
クリッターのキャラが中々立っているのが、只のモンスターに襲われる話になっていないのがハラハラさせる。
一方クリッターを退治するためにわざわざ宇宙船で追いかけてきたバウンティ・ハンターたちが
丸で役に立っていないのが笑える。
いかにも80年代のB級SFコメディ・ホラーな作りは、懐かしくもあり楽しめた。
シリーズはパート4まであるらしいから、ゆっくりと観ていこう。