「オン・ザ・ラン/非情の罠」
原題:亡命鷲鷹/ON THE RUN
1990年 香港 93分
■監督:
張堅庭(アルフレッド・チョン)
■出演:
元彪(ユン・ピョウ)
夏文汐(パット・ハー)
秦祥林(チャールズ・チン)
陳玉蓮(アイダ・チャン)
羅烈(ロー・リエ)
元華(ユン・ワー)
高飛(コー・フェイ)
●あらすじ
香港警察の刑事ミンの別れた妻が殺された。
怒り狂ったミンは独自に捜査を進め、彼女を殺した女殺し屋に接近。
しかし事件の裏には警察内部の麻薬汚職が関係していたのだった……。
(TSUTAYAより)
★感想など
ずうっと昔に中古DVDで買ったまま放置してた作品。
元彪主演作としては割とレアなのでいつか観ようと思っていたが、
内容が「検事Mr.ハー」よりハードと聞いていたのでちょっと躊躇していたが
今回観てみたら超ハード!
どこを切ってもハードみたいな作品だった!
基本は巻き込まれ型なんだが、恐らく自分から事件に踏み込まなければ何ともならなかったと思う。
だが殺されたのが自分の妻だっただけにどんどん踏み込んでいき、どんどん悲惨なことになっていく。
と言っても妻とは離婚寸前なんだけどね。
話の方はとにかく暗くて「陰惨」「悲惨」「凄惨」だけで構成されている脚本。
さらに元彪・元華・羅烈・高飛など功夫高者が揃っているが、功夫シーンは一切ない。
正直この映画を作って、誰にどう楽しませようとしたのかが一切謎なんだが。
製作は洪金寶(サモ・ハン・キンポー)の寶禾影業(ボーホーフィルム)なので
本当なら安心・安全な作品なんだが。
唯一の救いは夏文汐(パット・ハー)の美しさが格別だったくらいかな。