「有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE」
2022年 日本 120分
■監督:
橋本和明
■出演:
トム・ブラウン
空気階段
友近
パンサー
●あらすじ
日本テレビにて毎週水曜夜7時から放送中の「有吉の壁」。
番組の人気企画のひとつ「スピーチの壁を越えろ!日本カベデミー賞」が、
まさかの映画化となって「有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE」として
6月11日(土)、12日(日)に全国各地の映画館で上映することが決定した。
<カベデミー賞 とは>
芸人が架空の作品・架空の俳優女優になりきって、有吉からのムチャぶりスピーチに即興で対応する年に1度の恐怖の企画。
第1回カベデミー賞(2020年5月6日OA)は月間ギャラクシー賞を受賞するなどファンから絶大な人気を誇る。
本家のパロディとして「最優秀助演男優賞」「最優秀助演女優賞「最優秀主演女優賞」「最優秀主演男優賞」の
全4部門で構成される架空の作品を、受賞芸人による監督脚本で映画を制作。
完全ムチャぶりから生まれる完全ムチャぶりムービーを映画館へお届け!
ロケ直後の記者会見時点ではまだ1カットも撮影していない状況の中、果たしてどんな映画が出来るのか!?
映画の壁を越えられるのか!?
映画館でしか感じることのできない最高の笑いの瞬間を体験してほしい!
#映画館で笑おう
(有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE - ライブ・ビューイングより)
★感想など
子供が観たいと言うので、事前にチケット買っておいて昨日劇場まで子供を連れていった。
当初は子供だけが鑑賞する予定だったが、当日券がちょっとだけ余っていたのと、かみさんが観たいとの事になり
自分一人で時間潰せそうになかったから、そのまま家族全員で鑑賞した。
余ってただけあって、久々に一番前の席で映画観たよ。
で感想としては、全然面白くなかった。こちらが求めているものと全く違ってたと言えばいいか。
全部で4本の短編もあるのだが、どれもなんか真面目に作っちゃってる。昔の邦画みたいに。
普通につまらないドラマ映画。笑えない笑い少な目で。
映画を観にきてる客層は小学生とその親と言う家族連れが多い。
これはつまり普段テレビ番組の「有吉の壁」を観て笑ってる子たちが、同じように笑わせてくれると思って劇場に来てると思う。
だが観せられているものはテレビの「有吉の壁」とは全く違う、良く分からないつまらないドラマ。
映画始まって最初に流れるのが、元々の企画であったテレビの「有吉の壁 カベデミー賞」
ここで本作では映画にならなかったボツ企画を連続で。
ここは劇場も笑いに包まれていた。
だがいざ本編が始まると最初のトム・ブラウンの話は、「あれ? なんか違うっぽい。けどその内面白くなるのかも」
みたいな違和感を感じながら最後まで観てみる。
次の空気階段の話は究極につまらなく、続いての友近の話も同様。
この辺りは劇場もシーンと静まりかえっていて、隣に座っていた男の子もひどく退屈そうだった。
最後のパンサーの話が少しこちらの意図に近かったので、劇場全体もなんとか持ち直した感じだった。
ただ最後の舞台挨拶のシーンは、完全に蛇足だったけど。
と言った感じで、この企画、この面子で映画作るにあたり、自分たちが何を求められているのかが分かってないのかなって感じだった。
大昔に明石家さんまが作っていたドラマ「心はロンリー 気持ちは...」みたいな完全ベタギャグ映画を期待してたんだけどな。
劇場に知らない人たちが集まって、みんなで「有吉の壁 2時間SP」を観ただけ。
みたいな感じでも、そういうのもアリかなと思いましたね。最初のボツシーンの時は。
かみさんも途中つまらなくて寝てたって言ってたし、チケット代も無駄に高かったので
我々大人は「つまらん。もう観ない」って感じだったけど
肝心の子供たちは「面白かった。続きやったらまた観たい」って言ってたので、
つまらないと思った部分もあるだろうがそれを口にせず、楽しいと感じた部分を大事にして
「面白かった」と言っているのかもしれないなと思ったら、そのポジティブさを見習わなきゃなと思った一日でした。