レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

少林拳王子

2022年06月11日 10時42分04秒 | 功夫/空手/武侠片

「少林拳王子」
原題:少林傳人/Shaolin Prince
1982年 香港 89分
■監督:
 唐佳(タン・チァ)
■出演:
 狄龍(ティ・ロン)
 爾冬陞(イー・トンシン)
 白彪(バイ・ピョウ)
 谷峰(クー・フェン)
 魚頭雲(ユエ・タウワン)
 李海生(リー・ホイサン)
 元華(ユン・ワー)

●あらすじ
香港映画会社、ショウ・ブラザースから厳選した本格少林寺作品をDVD化。
君位簒奪を企む九王爺の襲撃を受け、ふたりの皇太子を護衛官に託し絶命した皇帝。
年月が経ち、少林寺武功と剣術を身につけた皇太子たちに、抹殺を狙う九王爺の魔の手が迫る。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
1982年と言えば、香港では「悪漢探偵」が超絶大ヒットして
香港映画全体が現代アクション映画に移行するキッカケとなった年。
それと同じ年にまだクラシカルな功夫映画をSBが製作している辺りに、
時代に乗り遅れて凋落した姿をすでに感じることができる。
とは言っても70年代と同じ作りではない。
SBのお家芸であるセット撮影中心なのは逆に安心するポイントとしても、
「少林寺の十八羅漢陣」とか「功夫映画における修行」「主人公に功夫の師匠がいる」などは
当時のSB以外の功夫映画の流行りを、SBが取り入れているところが新鮮だった。
と言ってもすでにこれらの要素も、この頃では今更感がありますけどね。
でも逆にSB映画になかった要素が加わるだけでなく
それまでのSB映画の特色であるセット撮影や武器を使った戦いもきちんと継承されているので
逆に面白く感じたけどね。
なんか狄龍も若い感じだし、これは観ても損はない作品ではないでしょうか。
いつもはチョイ役の魚頭雲も、師匠役と大きい役だしね。
コメント
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