「仁義なき遊戯~十人の刺客~」
原題:十大殺手/10 Magnificent Killers
1977年 香港 89分
■監督:
方野(フォン・ヤウ)
■出演:
張力(チャン・リー)
山怪(サン・クワイ)
朱志明(チュー・チーミン)
方野(フォン・ヤウ)
楊斯(ヤン・スエ)
●あらすじ
日本未公開のカンフー映画をDVD化した「G-1~功夫電影ゴールデンセレクション~」の第3弾。
『燃えよドラゴン』でボロ役を演じたボロ・ヤンが華麗な技を披露するアクション。
カンフーの名手が孤児を殺し屋として育て、自らの仇を倒すよう仕込む。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
協利電影の功夫映画なぞ。
これが最初から最後までズーッと功夫やってるような映画で、ストーリーなぞほとんど無いに等しい。
こういうの若い頃は求めていたなあ。
ストーリーなんかいいから、とにかく功夫シーンだけが観たかったあの頃。
でも今ではすかっり逆になってしまって、アクションだけでは満足せず、質の良い脚本と演出のドラマを求めるようになってしまった。
だから西部劇も最初はマカロニ・ウエスタンを喜んで観ていたが、途中から完全にハリウッド西部劇を求めるようになったもんな。
本作は原題にもある通り、とある師弟のところ10人の刺客が次々とやってくると言うものだが
これがどれも同じような功夫シーンなので、観ていて飽きてくるんだよね。
作っているのがサモハンとかだったら、絶対に一つとして技もキャラも被らせず飽きさせない作りにするのにな。
ただ主人公の師弟が実は殺し屋で、相手を次々と倒して賞金を稼ぐと言うキャラ設定は新しかったけど。
そこに絡んでくるもう一方の師弟もあって、二人の最終対決がメインになってくるが。
ヤン・スエも出てくるけど、正直出来は良くないかな。
ただあの驚愕のラストだけは衝撃だった!
と言っても、話のネタになるからとわざわざ観るようなものでも無いけどね(笑)