「天使行動Ⅲ 魔女末日」
原題:天使行動之三魔女末日/ANGEL III
1989年 香港 91分
■監督:
胡珊(テレサ・ウー)
■出演:
方中信(アレックス・フォン)
李賽鳳(ムーン・リー)
パンナー・リットグライ
●あらすじ
ムーン・リー主演のアクション・シリーズ第3作。
巨大テロリスト組織“ダガー・チーム“に手を焼いている当局は
“アイアン・エンジェル“の一員ムーン・リーに協力を依頼。
彼女は日本人女性スナイパーになりすまし、潜入捜査を開始する。
(ぴあエンタメ情報より)
★感想など
ヒットシリーズ第三弾。
今回は今までのような大スタントとかが無い代わりに、功夫対決のシーンを多めにした
やたらアクションが多いアクション映画になっていた。
まあこれはこれでアリかも知れない。
少なくともパート2よりは退屈しなかったし。
今回もムーン・リーが可愛い顔に見合わず派手なアクションを魅せてくれる。
1対100の対決シーンに、格好良いヌンチャク・アクション。
このヌンチャクが「死亡遊戯」のヌンチャクを白くしたかのようなデザインが格好良かった。
でも80年代にヌンチャクを使うのは、何故かみな女性になってしまったなあ。
ちなみに「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」でも、女の子がヌンチャク使うからね。
とまあとりとめのないことを話つつも楽しく最後まで進むのだが、ラストバトルにムーン・リーが出てこない謎もある。
これは同時期に撮影していた「群狼大戦」の事故により、ラストバトルのシーンに参加出来なくなったのだろうと言われている。
「群狼大戦」に限らずこの頃の香港映画は本当にイカれていて、本作のラストバトルも結構イカれている。
まあそんな危険な魅力に溢れている、当時の香港映画好きなら、迷わず鑑賞して問題ないだろう。