「少林皇帝拳」
原題:爛頭何/Dirty Ho
1979年 香港 97分
■監督:
劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
汪禹(ワン・ユー)
劉家輝(リュー・チアフィ)
羅烈(ロー・リエ)
王龍威(ワン・ロンウェイ)
小侯(シャオ・ホウ)
唐偉成(ウィルソン・トン)
惠英紅(ベティ・ウェイ)
●あらすじ
カンフー映画の巨匠、ラウ・カーリョン監督の最高傑作のひとつとの評判も高いカンフーアクション巨編。
清の時代、カンフーの腕が立つ、康熙帝の第十一皇太子・勤親王がお忍びで町を歩いていると、
女歌手に打ちのめされてしまった詐欺師のホーと出会う。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
劉家良(ラウ・カーリョン)監督作による、毎度お馴染みの面子による功夫映画。
主人公は詐欺師の汪禹(ワン・ユー)なんだが、ここに身分を隠した皇太子の劉家輝(リュー・チアフィ)が絡んでくる。
最初は功夫の腕前も隠しており、中盤の惠英紅(ベティ・ウェイ)を操り人形のように操作しながら
功夫の強者のように見せかけたりする。だがこれはクライマックスに向けての伏線だったのがお見事。
だが惠英紅が途中から不自然に話から姿を消すのが、いささか不思議な感じがする。
さらにそこで終わるかと言うラストシーンも含めて、正に当時のショウブラ作品ぽいなあと感じられる作品。
映画全体として綺麗に作られてはいないが、アイデアを凝らしたレベルの高い功夫シーンも見られるし
香港功夫映画のファンなら観て損はない作品です。