「シティ・オブ・メン」
原題:CIDADE DOS HOMENS
2007年 ブラジル 106分
■監督:
パウロ・モレッリ
■出演:
ドグラス・シルヴァ
ダルラン・クーニャ
ジョナサン・アージェンセン
ホドリゴ・ドス・サントス
●あらすじ
ファヴェーラの丘、デッド・エンド・ヒルでは丘の領域をめぐりギャングの抗争が起こっていた。
そこで幼い頃から本物の兄弟のように育った2人
――2歳の息子の父親アセロラと、父親を知らずに育ったラランジーニャ。
2人が18歳になる年、長い間行方不明だったラランジーニャの父親が現れ、2人の関係が急激に変わり始める。
父との生活を優先したくなったラランジーニャはアセロラと距離を置くようになる。
アセロラはギャングの抗争に捲き込まれ、自分の父親がラランジーニャの父親に殺されたことを知る。
そしてファヴェーラに火が放たれ銃撃戦が始まる……。
2人の友情は現実に引き裂かれてしまうのか?
陽気な地獄を生き抜く術は、銃か、友か、それとも……
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
あの名作「シティ・オブ・ゴッド」の衝撃は忘れない。
普段聞かない言語に俳優ではないリアルな少年達が出てくるバイオレンスな内容を、私はこう評した。
まるで「少年版仁義なき戦い ブラジル死闘篇」だと!
そして同じ監督による次の作品。
続編でもないし、「シティ・オブ・ゴッド」のようなギャング映画でもないとは聞いていたが
内容は結構前作ばりに凄いんじゃないのと思って観てみました。
するとこの映画は「シティ・オブ・ゴッド TV版」の完結編だったんだね。
でもTV版を観ていなくても内容は分かるように出来ている。
二人の少年の成長がメインで、そこにギャング達の抗争が関わるって感じだけど
その辺は「シティ・オブ・ゴッド」とは全然違った。
まあブラジルを知る一つとして観る分にはアリかなあ。
それかTV版からきちんと観たうえで本作を観ると、また違った感想になるのかも。