レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

テリファー

2023年03月20日 18時01分40秒 | ホラー

「テリファー」
原題:TERRIFIER
2016年 アメリカ 84分
■監督:
 デイミアン・レオーネ
■出演:
 ジェナ・カネル
 サマンサ・スカフィディ
 デヴィッド・ハワード・ソーントン

●あらすじ
ハロウィン・パーティの帰り、タラとドーンはダイナーでピエロメイクの男と出会う。
すぐにタラたちは店を出るが、止めておいた車がパンクしていた。
タラは妹に電話し迎えにきてもらうことにしたが、その裏でピエロ男はダイナーの店員を殺害していた。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
この映画はマジでヤバイ!
6月2日に日本でも続編が劇場公開されるため、続編となる「テリファー 終わらない惨劇」の紹介を見るにようになるが
そのキャッチコピーが”全米が吐いた! 失神者続出!”だった。
ちょっと全米が吐いた!はあまり聞かない系だなあと思いつつ、気になってパート1を観てみたんだけど
これが想像以上に怖かった!
まず主人公(?)の殺人鬼はピエロの扮装をしており、名前は”アート・ザ・クラウン”と言う。
冒頭からピエロの化粧をし、何やら怪しげな殺人道具とかを手作りしているから人間なんだと思うが
このピエロは基本的に一言も発しない。行動原理も全く不明。
なので観ているこちらがどんどん不安になっていく、恐ろしいキャラクターなのだ。
それでいて殺人描写が結構グロく、低予算だからかまだ作り物感が残っていて、逆にその部分が救いになってもいるのだが
続編とかで変に予算が上がって、その手作り感が薄れていくと、例のキャッチコピー通りになるのかも知れない。
舞台がハロウィンなせいか、もしかしてこの殺人鬼はマイケル・マイヤーズに変わる新しいブギーマンなのかも。
そう思わせるくらい、何考えているかさっぱり分からない非人間的キャラクターである。
それでいてやる事は、あの「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスも真っ青な残虐さ。
と正に「ハロウィン」と「悪魔のいけにえ」の両名作ホラーの合体版とも言える傑作の誕生だ!
ちなみに私の中で、あの「悪魔のいけにえ」に一番肉薄した作品と言える!
これってとても凄い事だ!
全ホラー・ファン必見の作品!
ただ残酷な描写が苦手な人は、辛いかも。要注意で。
コメント
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