「ヒッチャーII 心臓“完全”停止」
原題:THE HITCHER II: I'VE BEEN WAITING
2003年 アメリカ 92分
■監督:
ルイス・モーノウ
■出演:
C・トーマス・ハウエル
カリ・ウーラー
ジェイク・ビューシイ
ショーン・ジョンストン
●あらすじ
15年前、テキサス州で殺人鬼のヒッチハイカーを乗せてしまったために未曾有の恐怖を味わったジム。
彼は現在、警官として働いているが、今でもそのトラウマを払拭できずにいた。
そんな時、ジムはある事件で犯人を射殺。
しかし、それが過剰防衛と見なされ、仕事をクビになってしまう。
その原因が例のトラウマにあると考えたジムは、恋人のマギーを連れてかの地を訪れることに。
その道中、彼らはジェイクというヒッチハイカーを乗せた。
ところが間もなく、彼は逃亡中の殺人犯であることが判明する…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
面白くない脚本だった。
続編として苦労しているのが良く分かる脚本で、冒頭はちょっと期待させてくれた。
前作とは違う展開になるかと思ったのだが、それを今回から出てきた主人公の彼女が引っかきまわしてくれる。
この女がとにかくムカつくやつで、主人公の気持ちや意見をまるで聞かず自分が正義なやつ。
一つ一つの行動に全く共感できないうえに、”ヒッチハイク乗せるな”の看板を無視して怪しい奴を車に乗せる。
挙句個人情報をぺらぺら喋りまくって情報を全て与えて、前作と同じストーリーになると言うダメ展開。
80年代のホラーブームには良くあった、無理矢理続編の典型みたいな映画だね。
これなら正直作らなくても良くないってくらいの内容。
本作のヒッチハイカーは、前作の犯人が悪霊となって憑りついたのか、別人なのか最後まで分からないし。
しかも前作の事を全く知らないはずのヒロインが、ラストで前作のトレーラー拷問と同じことをヒッチハイカーにして
「15年前に少女にしたことを覚えてる?」と言っちゃったりする、ダメ脚本。
観客が知っている事と、劇中の登場人物が知っている事はイコールではないことを、この脚本家は知らないらしい。
と言った感じの続編です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます