天皇皇后両陛下が慰霊の旅を終え、パラオ共和国から帰国された。
両陛下の平和への強い願いは尊く、全面的に信頼できる。
一方「積極的平和主義」を唱える安倍首相ほど胡散臭いものはない。
口先で誤魔化しているが、アメリカの戦争を応援することが、首相の「積極的平和」なのだ。
両陛下の慰霊の旅は、政治介入が禁じられている中で、精一杯ご意志を表わされたのでは。
戦争を知らない政治家と戦争でいい思いをした人の子や孫が、戦争の悲惨さを風化させている。
中国への対抗策は必要だが、安倍首相はアメリカ頼りに偏り、むしろ危険だ。
お二人の旅は、日本人に過去の残酷な戦争を思い出させる。
その結果、安倍政権によるなし崩しの軍国化を巧妙に妨げてきた。
安倍首相と皇室は互いに快く思ってはいまい。
安倍首相は宮内庁長官を更迭するだろう。
しかし両陛下は、これからも粛々と、好戦的な安倍首相を牽制し続けて頂きたい。
ところで「粛々」です。
古い電子辞書では「粛々」には以下の意味がある。
①つつしむさま ②静かにひっそりしたさま ③ひきしまったさま
④おごそかなさま。「葬列がーと歩む」
森生は以前からこの「粛々」を連発する政治家が嫌いだ。
政治家の「粛々」には、電子辞書には載っていない5番目の意味がある。
例えば醜聞を暴露された場合や、不適切な寄付金を受け取った場合。
⑤周りが何といおうと構わず進むさま。「与えられた職務をーと遂行する」
安倍首相を支えている菅官房長官が、沖縄で「粛々と」と言い、翁長知事が猛反発した。
⑤の意味があるので、反発は当然である。
週1回更新するブログ「小肥りじいさんが見た風景」を愛読している。
普段はほのぼの系で愛読者が多い。
しかし最新の記事は「粛々」につい考察されており、普段の記事とは趣が違う。
森生は小肥りさんのお考えに賛成します。ぜひご覧くださいね。
150410
みっともない。
それでも 支持率は 相変わらず高いですねぇ
瀬戸内寂聴さんは 戦前と同じ雰囲気 と言ってますが 関東軍の代わりに 中国軍が控えています
物騒な時代になりました