お辞儀で物議

オバマ大統領が天皇陛下に深くお辞儀したことが、アメリカでは物議を醸している。
唯我独尊なアメリカ人は、お辞儀をお詫びと考え、自尊心を傷つけられたようだ。
そして小浜大統領を「卑屈・弱腰」と非難している由。

確かにこのお辞儀は角度が深過ぎ。お笑い芸人だったらオチャラケになる。
でも、小浜大統領ご本人としたら精一杯の誠意を見せたのだろう。
両陛下がふんぞり返っているならともかく「まぁまぁ、そこまで頭を下げなくても」という笑顔には余裕がありご立派でさえある。

アメリカではお辞儀には「ごめんなさい」の意味があるのだそうだ。
日本ではそういう意味だけでは無いが、アメリカが日本に謝って貰いたいことは、富士山を超えるほどある。

近くはリーマンショック。バブル崩壊では日本にあれほどケチと注文を付けたくせに、な～んも謝っていないぞ。これは大メイワクだっ。
原水爆投下や大空襲は、マクナマラ氏が反省しているとおり、無差別殺戮だった。
真珠湾はアメリカの謀略説が真実である、と思う。
鎖国日本への黒船は大きな御世話だった。

普天間基地は、先ずアメリカ本土防衛のために存在し、日本防衛はツイデ。
にもかかわらず、ボーダイな思い遣り予算を付けさせて、駐留米兵はやりたい放題。

今度の訪日でも「晩餐会で米沢牛を食いたい」なぞと不躾な注文を付けておきながら、部下の不始末によりドタキャンした。頭くらい下げなさいっ！

成り上がりのアメリカ人は王室に劣等感があるそうだ。
確かにハリウッドがいくらマネーを投資し、特撮で頑張っても皇室のマネは無理。

現在世界に王室はいくつかあるが、文化的サロンの中心にいた天皇のような歴史は無く、戦争と陰謀にあけくれ、酒池肉林に溺れていた。
植民地から掠め取った財宝で豪華な宮殿を建てた。ベルサイユやパッキンガムは盗品のカタマリだからね。

それでは、天皇陛下は国際的に、ドンダケ～、なのか？（古いね）
........答え、ありました。

　　日本人が知らない天皇の価値と役割

な～るほど、そういうことだったのか！　ああいい気分だ！　
これを読み、森生は感涙と笑いにむせてしまいました。

また、在日１５年、明治学院大学ブロンコ教授は大統領のお辞儀に好意的で、

握手とお辞儀が一緒はヘンだけど、お辞儀の機会がみつからなかったのだろう。
米国は常に一番で、他国から尊敬されるべきだといつも考えてる石頭がいる。
非難する連中は、ブッシュ前大統領のような人たちでしょ。

と語った。そうでしょう、そうです、そのとおりです。

　　　三泊四日　カベは動いたのか

　　最近、普天間基地問題で、矢鱈にアメリカに気を遣うポチが多い。
　　小浜大統領が日本に一番先に来てくれた、と喜ぶポチもいる。
　　そういうポチたちは、とにかくツッパル金王朝や、アメリカをいなす中華ジンミンや、注文が多いカラン国を見習いなさいっ。

　　日本は貿易黒字で買い込んだアメリカ国債を山ほど持っているはずだ。
　　鳩山首相は、税収が足りなければ、手持ちのアメリカ国債を売り払ったら如何か。
　　それでドル価値が下がったら、ハワイやアラスカを買収しちゃえ。

　　漫画は山田紳（11月19日朝日新聞より）。
　　両陛下と小浜大統領の写真はネットから。

　　 ０９１１１９