林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

滝不動案内

2007-03-06 | 高麗便り

  滝不動ご本尊の不動明王

 滝不動。国道299号線沿いにある。道の両側に赤い幟旗が林立している場所です。
以前は聖天院の別院扱いだったが、無住だった近くの円福寺に住職が入ってからは、円福寺の別院になった。
 町の情報センターの床屋さんの話では、戦前戦後の初詣は高麗神社や聖天院より賑わったそうだ。確かにそういう面影は残っている。
また、名栗川から二つの山系を越えて、宮沢湖への地下水路が、境内を貫通している。

  丘の奥に大日如来
  下界を見守る釈迦如来
  光輝く十一面観音は徳と福あり

 ここ数年、丘を削り、木を伐採して、滝不動の変貌振りは凄まじい。
仏様や神様が大勢になった。ご本尊のお不動様以外の方々を列記する。

 ・大日如来坐像
 ・釈迦如来立像
 ・光徳十一面福観音立像
 ・不動明王立像2体
 ・七福神像7体
 ・羅漢像9体
 ・弘法大師立像

 どの仏様も立派でイケメン揃いで、一見、いや参拝の価値はある。
但し、七福神はマンガチックであり、羅漢様のお行儀は如何なものか......。
池に差し掛かった石灯籠は美しく、国道の両側に建つ巨大な石灯籠は迫力がある。
みんな、ちょっと新し過ぎて、まだ有り難味に欠けるけれど......。

  メタボリック毘沙門天
  模範生羅漢

 深夜ここをタクシーで通りかかると、必ずお参りしている人がいる。
それぞれの仏様や神様の役割分担の説明板はまだ無いが、これだけあれば、何を願っても、ご利益疑い無しです。
以前から滝口に立つ修行不動尊だけでも、ご利益は身上安全、交通安全、商売繁昌、諸願(諸願デスヨ!)成就を約束しているのだ。

  マニフェスト修行不動明王
  ここでも逢えた弘法大師

 便利な場所にあり、駐車場や便所もあるので、通りかかったらお参りをお勧めします。
現在、梅が満開中。桜の木も多い。住職さんはさるすべり(百日紅)に続いて、ろうばい(蝋梅)を植え始めた。森男はこぶし(辛夷)の移植をするつもりだ。
結構広く高低差もあるので、いい運動になり、身体にいいことは間違いない。近くの団地の住民で、何もすることが無い人は、ここの清掃をすればいい。
要らなくなった布団を捨てていったり、折角植えた松の木や草花を抜いていったりしたら、罰が当たりますよ。

  ご本尊は国道沿い
  梅は咲いたが桜はまだ

 掲載した写真がどうもよろしくないね。
この日は、移植・水遣り・取材・激写と忙しく、梅林で2時間も粘っている完全装備のオトウサンの腕前に敵うはずが無い。
 だが、現在の滝不動の状況は正しく写したつもり。つまり、現在の滝不動は造成工事中で、かなり荒れた状態である。
 でも森男の写真のために参拝者が減るようでは申し訳ない。
だから、滝で足を洗って撮り直すつもりです。
                            手水場の不動尊


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