国宝「源頼朝像」(部分) 神護寺蔵
源頼朝像が教科書から消えてゆくらしい。
京都神護寺所蔵の国宝。肖像画の傑作として世界的に有名。
細面の端正な顔立ちに衣冠束帯。眼差しは知的で冷酷。威厳がある。
有名な頼朝像が教科書から消える理由は、別人説が出てきたからだ。
なんでも足利直義説があって、議論が続いているそうだ。
同様に疑われている人物には、武田信玄、足利尊氏、聖徳太子などがいる。
ちくちく、こせこせ、嫌な風潮である。歴史学者たちは、よほど暇である。
歴史上の人物について、なんでそんなに細かいのか。
「洞窟の頼朝」前田青邨画
建国の日について、朝日は長い間、異論反論を紹介してきたが、最近はしない。
日本は、アメリカのように出来たての薄っぺらい国ではない。
建国の日はが、神話の彼方にあるのが当然である。
だから、源頼朝像が源頼朝なのだ。
英雄の質素な墓は鎌倉市西御門の「白旗神社」にある。
古い知人が定年後に開いた「千花庵」のそばで、蕎麦と一緒にどうぞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます