林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

歴史認識

2007-04-20 | 床屋放談

 国宝「源頼朝像」(部分) 神護寺蔵

 源頼朝像が教科書から消えてゆくらしい。
 京都神護寺所蔵の国宝。肖像画の傑作として世界的に有名。
 細面の端正な顔立ちに衣冠束帯。眼差しは知的で冷酷。威厳がある。

有名な頼朝像が教科書から消える理由は、別人説が出てきたからだ。
なんでも足利直義説があって、議論が続いているそうだ。

同様に疑われている人物には、武田信玄、足利尊氏、聖徳太子などがいる。

ちくちく、こせこせ、嫌な風潮である。歴史学者たちは、よほど暇である。
歴史上の人物について、なんでそんなに細かいのか。

 「洞窟の頼朝」前田青邨画

建国の日について、朝日は長い間、異論反論を紹介してきたが、最近はしない。
日本は、アメリカのように出来たての薄っぺらい国ではない。
建国の日はが、神話の彼方にあるのが当然である。

               だから、源頼朝像が源頼朝なのだ。       

 

 

 

 

 

 

英雄の質素な墓は鎌倉市西御門の「白旗神社」にある。
古い知人が定年後に開いた「千花庵」のそばで、蕎麦と一緒にどうぞ。  


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