林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

俳句世界

2020-08-30 | 拍手

いやはや、この熱さ。
心頭滅却したって熱いものは熱いや。

きょうも出かけようとしたんですが、熱気が玄関の扉を押し返す。
メガネ屋さんが誕生祝に粗品をくれるそうですが、期限はいよいよ明日まで。

でも、命と粗品を替えられません。
国営放送の厳重警戒画面を見るまでもなく、閉じ籠ることに。

窓を閉め切り薄暗くし、エアコンで冷やした部屋。
暦では秋になったので、まだ熱い日差しが割り込んできます。

手持無沙汰。安倍の跡目争いなんか、知らんぞもなし。

そこで、今朝の朝日俳壇に目を通しました。
ふむふむ、いい句がありますなぁ。

  千年の大樹震はす蝉の声
                岐阜市・花川和久

  はるかなる海までつづく青田風
                八代市・山下さと子

  枕よりわくみんみんに寝付かれず
                秩父市・猪野幸夫

  夕立の構えだけして地の燃ゆる
                高知市・和田和子

  白南風(しらはえ)や借りし番傘鷲掴み
                大阪市・大川隆夫

  俳句読み少し涼しくなりにけり
                埼玉県・猫額亭森生

            

            200830

なんの工夫も捻りもない森生の句は論外。
なお、意味が分かったので、朝日俳壇から一句追加します。

  家揺すり吾を揺すりてはたたがみ
                横浜市・小川龍雄

  はたたがみ=霹靂神
  鳴り轟く雷。いかずち。夏の季語。



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2 コメント

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拍手 (森生)
2020-08-31 10:47:56
縄文人さま
畏れながら 句評です

 踏切  熱さ切実
 川風  情景が目に浮かぶ
 マスク 川柳か

 詠み溜め公開期待

以前から続く最後の「。」はどういう意味ですか?
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林 住 記俳壇に参加 (縄文人)
2020-08-31 09:39:04

・ 秋暑し開かず踏切鐘止まず

 ・ 落蝉や精魂果たし命終え

  ・ 秋暑し岸辺の大樹川の風

   ・ oh暑しマスク外して深呼吸
            東京・縄文人

詠み溜がありました。



    
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