林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

叩き落とせ・・・でもなぁ

2015-06-29 | 床屋放談

   沖縄の二つの新聞社は絶対に潰さなあかん。

ご存じ百田尚樹の発言である。発言場所は安倍晋三応援団勉強会だった。
勉強会の名前は「文化芸術懇話会」。笑わせる。

勉強会で、東京16区選出大西秀男衆議院議員は、

   (自民党を批判する)マスコミを懲らしめるには広告収入を絶つのがいちばん。経団連に働きかけを。

と。また福岡1区選出井上貴博衆議院議員は、

   (自民党を批判する)TV局のスポンサーにならないことがいちばん応えることが分かった。

などと放言した。

野党の責任追及に対し安倍晋三は、

   言論は自由のわけでありますし、私は本人ではないわけでありますから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と誤魔化し、谷垣自民党幹事長は、

   発言はもっとクールに上品に。

と他人事。発言を否定しなかった。

百田尚樹は、安倍晋三たちの本音を引き出した功労者ともいえる。
百田尚樹の発言は自由である。安倍晋三が押し込んだNHK経営委員は既に辞任していて、現在は一小説家なのでね。
ただ、こういう暴言に染まり喝采する人も現れるので、カレの小説は売らず買わずに、日干しにせなあかん。

当初、他人事のように構えていた谷垣幹事長は世論の猛反発に気付き、懇話会代表を更迭し1年間の役職停止処分。3議員に厳重注意。
東京16区と福岡1区の選挙民は、この暴言をしっかり覚えておこう。
そして奢り昂ぶる大西・井上議員を次の選挙で落選させよう。

さぁ、自民党の腰巾着・公明党はどう出るか。

「いまは戦後ではなく戦前だ」とする瀬戸内寂聴説のとおりになってきた。
本当は安倍晋三が率いる自由でも民主でもない自民党を、叩き落とさなければアカン。
だが、野党連中がイマのザマではなぁ.....。

NHKは今回の事件を「自民党のマスコミ批判」と放送している。
「批判」ではなく「恫喝」か、控えめに言っても「圧力」だろうが。これも籾井効果だろう。

150629



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