バス・ドラムのイントロで一曲目のDREAMERは始まる。
レコードをかける前にステレオのバスのつまみを最大限に設定し、そしてヴォリュームも同様にして再生すると部屋の窓ガラスや家具なんかがビリビリと振動しすごい迫力だったのを覚えている。
当然、“うるさい!”と家の者からこっぴどく叱られたのだが。
ヒープ6枚目のスタジオ・アルバム、SWEET FREEDOMが1973年の多分11月ごろに購入した記憶がある。前年の“悪魔と魔法使い”あたりからアメリカでもヒットし、当時の音楽雑誌には、アメリカ公演で前座だったヒープがメインのT.REXを完全に食ってしまったと書かれた記事を読んだ記憶もある。
T.REX-HEEP IN U.S. CLASHなんて見出しがあります。
それじゃ、本格的にアメリカ進出を果たそうと、1973年初旬に2枚組のライブ盤を発売しその人気を維持した上で、同年後半にこのスタジオ・アルバムを投入し 一気に人気を高めようと計画されたようだ。
アメリカでのアルバムの流通はこのSWEET FREEDOMで、マーキュリー・レーベルから ワーナーに変わった。すなわち2枚組のライブ盤の発売は、マーキュリーとの契約を満了させるためのもので、SWEET FREEDOMを大手ワーナーの販促の力を最大限利用し大々的に売り出す意図があったのであろう。
アメリカのロック・バンドには真似のできない、ケン・ヘンズレーの奏でる独特のオルガンやメンバーによるハイ・トーンのコーラスを継承している。STEALIN、SWEET FREEDOM、 SEVEN SATRSなどが従来のサウンドで、さらにファンキーなDREAMERやアコースティック・フォークのCIRCUSなど、アメリカ向けに新しく分野の曲も収録されていて、全2作と同程度の成績はなんとか確保した。ヒープは中々商売上手と言える。
しかしながら、お決まりのメンバーのアル中やヤク中などの影響から、好調さを次作に生かすことは出来なかった。
ただこのバンドのすごいところは、度重なるメンバーチェンジを行いながら、今でも現役で活動していることである。
LONG LIVE ROCK!
それでは、低音バリバリにセットして聴いてください。
Dreamer
レコードをかける前にステレオのバスのつまみを最大限に設定し、そしてヴォリュームも同様にして再生すると部屋の窓ガラスや家具なんかがビリビリと振動しすごい迫力だったのを覚えている。
当然、“うるさい!”と家の者からこっぴどく叱られたのだが。
ヒープ6枚目のスタジオ・アルバム、SWEET FREEDOMが1973年の多分11月ごろに購入した記憶がある。前年の“悪魔と魔法使い”あたりからアメリカでもヒットし、当時の音楽雑誌には、アメリカ公演で前座だったヒープがメインのT.REXを完全に食ってしまったと書かれた記事を読んだ記憶もある。
T.REX-HEEP IN U.S. CLASHなんて見出しがあります。
それじゃ、本格的にアメリカ進出を果たそうと、1973年初旬に2枚組のライブ盤を発売しその人気を維持した上で、同年後半にこのスタジオ・アルバムを投入し 一気に人気を高めようと計画されたようだ。
アメリカでのアルバムの流通はこのSWEET FREEDOMで、マーキュリー・レーベルから ワーナーに変わった。すなわち2枚組のライブ盤の発売は、マーキュリーとの契約を満了させるためのもので、SWEET FREEDOMを大手ワーナーの販促の力を最大限利用し大々的に売り出す意図があったのであろう。
アメリカのロック・バンドには真似のできない、ケン・ヘンズレーの奏でる独特のオルガンやメンバーによるハイ・トーンのコーラスを継承している。STEALIN、SWEET FREEDOM、 SEVEN SATRSなどが従来のサウンドで、さらにファンキーなDREAMERやアコースティック・フォークのCIRCUSなど、アメリカ向けに新しく分野の曲も収録されていて、全2作と同程度の成績はなんとか確保した。ヒープは中々商売上手と言える。
しかしながら、お決まりのメンバーのアル中やヤク中などの影響から、好調さを次作に生かすことは出来なかった。
ただこのバンドのすごいところは、度重なるメンバーチェンジを行いながら、今でも現役で活動していることである。
LONG LIVE ROCK!
それでは、低音バリバリにセットして聴いてください。
Dreamer