助手:何ですか、博士? 朝っぱらから甲高い声を出して…
博士:お父さんのモノマネをしてみたのじゃ。最近保険のコマーシャルでよく見かけるからのう。
助手:そういえば、喜多郎氏は、70年代に和製プログレバンド、ファーイスト・ファミリー・バンドでキーボードを弾いていましたね。1975年のファースト・アルバムのタイトルが“地球空洞説”だったと思いますが…
ファースト・アルバム “地球空洞説”
博士:70年代には、海外でもサウンドが受け入れられることを念頭にしたバンドがいろいろと登場し、和物プログレではファーイースト・ファミリー・バンドやコスモス・ファクトリーなんてのがあったのう。しかし、当時は和物のプログレまではとても手が回らんかったわい。
わしはCCRの5枚目のアルバムのタイトルをずっとコスモス・ファクトリーと思っておったよ。実際は一字違いのコスモズ・ファクトリー(コスモの製作所という感じか?)だったのじゃが。
コスモス・ファクトリーのアルバム
助手:喜多郎氏はその後ソロ・デビューしNHKの番組シルク・ロードのサントラを担当し日本では一躍有名になりましたね。80年中頃にアメリカに進出して、1987年のTHE KIGHT OF THE SPIRITからのシングルTHE FIELDがグラミー賞にノミネートされて以来、2014年までに出したアルバム計16作が連続してノミネートされているのは凄いですね。
博士:1993年にオリーバー・ストーン監督の“天と地”という映画のサントラも担当し翌年ゴールデン・グローブ賞を受賞しておる。部門がヒーリング・ミュージックと少し地味なため、アメリカでは結構人気があるのに、日本では大々的な報道はされていないのが残念じゃ。
HEAVEN & EARTH (天と地)サントラ盤
助手: ライブでは、和太鼓を使ったりエレキやシンセの重厚なソロパートもあるのでヒーリング・ミュージックとは言え結構迫力がありますね。
博士:今回は、2000年に発表され、2001年のグラミー賞を見事獲得した、THINKING OF YOU でも聴いてもらえればと思うのじゃが。LIVE IN U.S.A.もお勧めじゃ。
LIVE IN U.S.A.
シンセにより笛もしくは口笛に近い音色で懐かしの日本や南米アンデスを思い起こす素朴な主旋律をなぞっていったり、また得意の宇宙をイメージしたサウンドがこのアルバムには盛り込まれている。
静かな部屋で、音を少し絞って聴くとヒーリング効果覿面じゃ。
助手:ところで、この“き、き、”シリーズいつまで続くのですかね?
ちょっと飽きてきた感じが…
博士:そうかのう? 自分では面白いと思ったのじゃが? 秋が来たから飽きたということじゃろうか?
つまらないダジャレや語呂合わせは無視して、タイトル曲のTHINKING OF YOU聴いてみてください。心が洗われます。
Kitaro - Thinking of you
博士:お父さんのモノマネをしてみたのじゃ。最近保険のコマーシャルでよく見かけるからのう。
助手:そういえば、喜多郎氏は、70年代に和製プログレバンド、ファーイスト・ファミリー・バンドでキーボードを弾いていましたね。1975年のファースト・アルバムのタイトルが“地球空洞説”だったと思いますが…
ファースト・アルバム “地球空洞説”
博士:70年代には、海外でもサウンドが受け入れられることを念頭にしたバンドがいろいろと登場し、和物プログレではファーイースト・ファミリー・バンドやコスモス・ファクトリーなんてのがあったのう。しかし、当時は和物のプログレまではとても手が回らんかったわい。
わしはCCRの5枚目のアルバムのタイトルをずっとコスモス・ファクトリーと思っておったよ。実際は一字違いのコスモズ・ファクトリー(コスモの製作所という感じか?)だったのじゃが。
コスモス・ファクトリーのアルバム
助手:喜多郎氏はその後ソロ・デビューしNHKの番組シルク・ロードのサントラを担当し日本では一躍有名になりましたね。80年中頃にアメリカに進出して、1987年のTHE KIGHT OF THE SPIRITからのシングルTHE FIELDがグラミー賞にノミネートされて以来、2014年までに出したアルバム計16作が連続してノミネートされているのは凄いですね。
博士:1993年にオリーバー・ストーン監督の“天と地”という映画のサントラも担当し翌年ゴールデン・グローブ賞を受賞しておる。部門がヒーリング・ミュージックと少し地味なため、アメリカでは結構人気があるのに、日本では大々的な報道はされていないのが残念じゃ。
HEAVEN & EARTH (天と地)サントラ盤
助手: ライブでは、和太鼓を使ったりエレキやシンセの重厚なソロパートもあるのでヒーリング・ミュージックとは言え結構迫力がありますね。
博士:今回は、2000年に発表され、2001年のグラミー賞を見事獲得した、THINKING OF YOU でも聴いてもらえればと思うのじゃが。LIVE IN U.S.A.もお勧めじゃ。
LIVE IN U.S.A.
シンセにより笛もしくは口笛に近い音色で懐かしの日本や南米アンデスを思い起こす素朴な主旋律をなぞっていったり、また得意の宇宙をイメージしたサウンドがこのアルバムには盛り込まれている。
静かな部屋で、音を少し絞って聴くとヒーリング効果覿面じゃ。
助手:ところで、この“き、き、”シリーズいつまで続くのですかね?
ちょっと飽きてきた感じが…
博士:そうかのう? 自分では面白いと思ったのじゃが? 秋が来たから飽きたということじゃろうか?
つまらないダジャレや語呂合わせは無視して、タイトル曲のTHINKING OF YOU聴いてみてください。心が洗われます。
Kitaro - Thinking of you