英語での数字の単位は、ゼロが三つ付く(もしくは1000倍)毎に単位が変わると覚えれば良い。
すなわち、1のお尻にゼロが3つ加えられれば、One Thousand (千)
更にゼロが3つ加えられれば、One Million (百万)
更にゼロが3つ加えられれば、One Billion (十億)
更にゼロが3つ加えられれば、One Trillion (一兆)
そして、更にゼロが3つ加えられれば、One Quadrillion (一千兆)
一万なら千が十個って事でTen Thousand、千億なら十億が百個という意味なのでOne Hundred Billion。
ちなみにZillionという言葉は、基本的に何億兆とか無数という単位を超えた意味で使われるそうな。
そうすると、スティービー・ワンダーのアルバム、Fulfillingness’First Finaleに収録されたHeaven is 10 Zillion Light Years Awayの邦題は、One Thousand Billionが1000億だから、1000億光年の彼方”とするのはおかしいね。
10 Zillionとは光のスピードでも到底たどり着けない距離で、神様はいる事はいるのだが辿り着けない遥か彼方に存在している。
だからあまりにも遠すぎてその存在を確かめる事は出来ないが、各々の心の中に存在することを感じて欲しいと言うゴスペル・ソングかな?
1972年のアルバム、Talking Bookでついにギアがトップに入り、続く1973年のInnervisionsも大成功を収め、そして第一幕終了とタイトルがつけられた1974年のアルバム、Fulfillingness’First Finaleは、当時としては彼の集大成のアルバムだったと言える。
(キーボードの階段を登り、次へのステージへとステップ・アップ)
(若き日のスティービーや、ケネディ大統領やキング牧師らしいイラストも)
まあ少し宗教臭さや政治社会に関連する言動などが此処彼処で見え隠れするので、スティービー・ワンダーはちょいと苦手と言う人もいるかもしれないが、このアルバム、それらを差し引いても彼のメロディー・メーカーぶりやバラエティーに飛んだ曲調を楽しむことができる。
個人的には、5曲目のミニー・リパートンがコーラスを務めるCreepin’が不思議な魅力があってヘビロテするくらいなかなかよろし〜
ところでジリオンなんて言わず、ミリオン・ダラーでもいいから宝くじ当たらないかね〜と思う今日この頃。
でもそれは、到底不可能な事。
宝くじ買ってないからね。