CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

掴み所のないトッド・ラングレンを久々に

2019年08月20日 | AMERICAN ROCK/POPS

直にご本人を見た事がないのでなんとも言えないが、トッド・ラングレンといえば細身で長身のイメージがある。 

しかし子供の頃は小柄でからかいの対象になってたらしく、ティーン時代のニックネームはRunt(チビ)だったそうな。 

ひねくれ者故だったのか、そのRunt(チビ)をSales兄弟(ドラムとベース担当)と組んだ3人組のバンド名に採用し、1970年ファースト・アルバム、Runtを出す。 

本日はトッドがその翌年出したセカンド・アルバム、Runt名義のThe Ballad of Todd Rundgren。

マルチ・ミュージシャン且つ作詞作曲やプロデュースまで1人で手がける多彩な才能故、いつの間にかSales兄弟の存在も忘れさられ、Runtと記されたにも関わらずアルバムはトッドのソロ・アルバムとして認識されてきた。 

このセカンド・アルバム,トッド曰く、ファーストが少しばかりまとまりに欠けていたので、ちょいと気合を入れてアルバム全体に一貫性を持たせた内容にすべく制作されたらしいとの事。 

その結果、ヒットした次作Something/Anythingにつながるポップ・ソングがズラリ、彼の作品群の中でも非常に聴き易い部類のアルバムではないかと思う。 

ひねくれた様なタイトルのRunt、そしてジャケのシュールな写真に惑わされないように! 

よろしければ、是非ご一聴を。