CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

たまにはアイドル歌謡でも

2019年08月19日 | JAPANESE

ふん! アイドル歌謡なんてだるくて聴いてられるか〜  

英語の歌詞も満足に聞き取れない癖にやっぱりロックだよとか、モード演奏が何の事かわからないのにジャズっていいな〜ってかっこつける人がいる。 

それって一体誰のこと? 

私じゃないよ! 

演歌や歌謡曲も結構聴くからね。 

歳をとれば、あぁ〜昔は良かった〜ってよく出るセリフ。

若い人からすれば、また同じ事言ってるとか時代は変わるから比較したって意味がないって言われるかもしれないけど、アイドル歌謡に関しては、ちょいと一言ある。 

かってはアイドルはピンで勝負! 成功するもしないも全責任が自身にかかってくるから、今時の多勢なグループ・アイドルとはプレッシャーが違うし、何かプラス・アルファなものを持っていないと生き残れない結構シビアな世界だった。 

本日は、独自の魅力で70年代のアイドル・ポップ歌謡を牽引してきたうちの1人、南沙織。 

彼女の1976年の出たアルバム、哀しい妖精。

(私が通っていた中・高では全く巡り会えないレベルのこのお姿)

 

1971年にデビューし、若干舌っ足らずの歌唱ではあったが、バイリンガルの能力からなのか洋楽のカバーも卒なくこなせるため、当時他の歌謡ポップのアイドルとは何か一味違い、ロック少年だった私の琴線に触れる存在だったような…. 

このアルバムには、SSWのジャニス・イアンの曲を日本語で歌っていたり、おなじみのポップ歌謡の重鎮、筒美京平や都倉俊一、さらには安井かずみ・加藤和彦のコンビ、SSW系の田山雅充に荒井由実が作詞を手がけたりとかなり豪華なことになっていた。有名どころの作詞・作曲家から曲が集まる事からして、業界に玄人の彼女の隠れサポーターが結構存在していたのかも知れないね。

 

これらを聴いて、彼女がアイドルだった古き良きあの頃の妄想にしばし思いを馳せるのである。  

あるところで甘味な妄想が途切れてしまう。

ちょっと待ってくれ! 

まさか後年あのアフロのおっさんと結婚するなんて! 

私の妄想とはちょいとシナリオが違ったみたいで…