CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

真夏の夜を穏やかに

2019年08月12日 | CSN&Y

先日忘れた頃にやって来る癒しのサウンドとしてニール・ヤングのHarvest Moonを取り上げたところ、こんなのが新譜で出ていたのを発見!  

1973年、アラバマ州タスカルーサ市の会場でライブ録音された音源がアーカイブ・シリーズで甦った。

アルバムのタイトルは、Tuscaloosa。

 

 

出し物はStray Gatorsをバックに、過去のアルバム、Neil Young、After The Gold Rush、Harvest、Time Fades AwayにTonight’s The Nightから満遍なく選曲されたもので、アコースティックなバンド・サウンドによる穏やかなフォーク・ロック・サウンドが堪能できる。

懐かしさのあまり、無意識にも通販のボタンをポチッと。 

 

個人的には今まで聴きたかった彼の作品のちょうどど真ん中を射抜く様な選曲とアレンジに久々に心を輝かせたって感じで…. 

長〜い年月を経て何故か急に登場したんだけれど、こんな音源があれば当時に出してくれればね〜 

Keep Me Searching For A Heart Of Gold〜♪ 

And I’m Getting Old〜♪ って感じの心境ですかね。


熱帯夜にシングル盤を聴く

2019年08月12日 | JAPANESE

お盆休みに突入し、今日も明日も明後日も休みという余裕から、普段あまりかけないシングル盤でもと取り出したのがコレ。 

日本のフォーク・ロック・グループの赤い鳥が1971年に出したシングル盤、竹田の子守唄。B面には有名な“翼をください”がカップリングされていて両面がA面と言って良いほどのお値打ちシングル盤である。

 

実はこのレコードは、自身が買ったものではなく、友人が部屋を整理していた時に発掘されたものを頂いた。 

私にとって70年代と言えば、中高大と学生時代の真っ只中でラジオやレコード・プレイヤーから流れてくる音楽にどっぷり浸かっていた時で、新譜の発売が発表される毎に次はどんな新しいことをやってくれるのだろうとドキドキしたものだった。 

日本のニュー・ミュージックと呼ばれるカテゴリーの発展の先鋒を務めた赤い鳥は、洋楽のポップ・センスを一味加えたことによって、そこら辺のフォーク・ギターをジャラ・ジャラ掻き鳴らす日系フォークとは一線を画した存在だったと注目していた。 

じゃあ、久々にベタではあるがB面の“翼をください”を聴いてみた。

 

あれっ? ちょっとテンポが早いんじゃね〜の…

一瞬33回転で録音されたのを、通常のシングルのスピード、45回転で再生したのかなと錯覚に陥ったが… 

いや、そんな訳はない! 7インチのシングル盤は45回転で音源をカッティングし、そして再生されると決まっている。 

てなことで調べてみると、今までずっと聴いてきたバージョンはアルバム・バージョンなるもので、全体的にスローテンポで進行しトータルの演奏時間は3分25秒。 

シングル盤の音源は別テイクで、曲の進行スピードが早くドラムやベースのリズム・セクションがサビのところでドコドコドコと派手に登場。

でっ、トータルの演奏時間は2分46秒でした。 道理で早く聴こえる訳で...

Wikiには両音源の事は記載されてはいないが、これら以外にも歌詞の少し違うバージョンや英語の歌詞で歌われているものなどあるらしい。 

熱帯夜に比較のために何度も聴くにはチート暑苦しいけど、アルバム・バージョンとシングル・バージョンの違いが40数年ぶりに分かったのはお盆休みのおかげかね?