本日はイーグルスのバーニー・リードンも在籍したアメリカのカントリー・ロック・バンド、フライング・ブリトー・ブラザーズでも。
1968年、デビッド・クロスビーに続いてドラムスのマイケル・クラークがバンドから脱退。ロジャー・マッギンとクリス・ヒルマンの2人組となったバーズ。
新作の録音にクリスの紹介でインターサブマリン・バンドからやって来たのがグラム・パーソンズ。しかしバンド内でのロジャーとの対立で残念ながらカントリー・ロック調のニュー・アルバム、Sweetheart of Rodeo(ロデオの恋人)の完成を見る事なく脱退。
その後クリスも引き入れて自身のバンド、フライング・ブリトー・ブラザーズを結成。1969年にファースト・アルバム、The Gilded Palace of Sin、翌年にはセカンド・アルバム、Burrito Deluxeを出すもヒットとはならなかった。ただカントリー・ロックという新しい自ジャンルを切り拓いたバンドの一つとして後世の同系統のバンドに大きな影響を与えた。
そして、何故かグラムはこの2作でバンドから脱退、後にソロ活動を開始するがドラッグの過剰摂取とかで26年の短い生涯を終えた。
本日はグラムが在籍していた初期2枚のアルバムからの編集盤で1988年に出た、The Best of Flying Burrito Brothers, Farther Alongを聴いてみる。
(そう言えば、アメリカ西部に強い憧れを抱いていたエルトン・ジョンも初期の頃こんなジャケット羽織っていた)
ファースト・アルバムに収録されたカントリー・バラード系の曲も中々の出来だが、セカンド・アルバムに収録されたストーンズのWild Horsesがやっぱり一番かな?何でもグラムとキース・リチャードとかなり仲が良かったらしく、彼等の快諾を受けたらしくストーンズのオリジナル・バージョンよりかなり早くこの曲がレコード化された。
またアウト・テイクだったビージーズのカバー、To Love Somebodyも彼等らしいアレンジで心地よく響く。
因みにブリトーはタコスの親戚の様な食べ物でタコスはパン生地をVの字におってその隙間に具を乗せて食べるが、ブリトーは春巻きのように具が生地にグルグル巻きにされているそうな、 知らんけど....