
朝の青空が、気づいた時には乳白色の空になっている。
予報は昼から曇ってくると告げていたけど、
「早いな・・・あっているじゃ」そう思いながら空を見る。
青い看板が、灰色で下塗りされたように広がって、次の過程を待っている。
風がざわめく。
雨雲に覆われた空が、風の止むのを待っていたかのように、崩れて雨が降り出す。
空の崩れを知らせる風は、恋の予感を思わせる胸騒ぎ。
(崩れる)
朝の青空
一枚のアート
カンバスに向かい
白絵の具を搾り出し
薄くrougeを引くように延ばしていく
塗られた一枚
灰色の作品(空)
消されたセルリアンブルーに変わって
広がる灰色のなかに
冷たい風を感じる
そろそろ雨になるかな・・・
そう思いながら見る泣きそうで泣かない空に
苛立ちを覚えながら
グレーの空を仰ぐ
崩れそう
今にも降ってきそう
嫌だな・・・その思い
知っているのか知らないのか
空が崩れる。
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