
毎日・・同じ空色。
朝に東の地平から昇る大きな太陽を、曇りガラスの中に眺めているときの気温はそんなに気にならず他人事みたいに思うだが・・・
窓を開けた7時頃になると日差しが容赦なく注がれる。
もうこうなると今日も完全にお手上げの状態・・・
暑い・・・
陽炎に体が包まれる。
暦ではもう秋なのに一向に何も変わらない、
空の色も、数本の茂みの間からこぼれる眩い日差しも、
表情を変えない夏の顔。
青空に浮かぶ個性豊かな雲は、北の海に浮かぶ氷山群、流れ出る気配もない。
この居座る夏に、私は方向感覚を失い、浮浪者のように街をさ迷う。
待つ

木陰に一人座り
指折り数えながらあなたを待っているのに
未だに訪れない
あの人何をしているのかな・・・
北の空で
海で
森で
今の私みたいに樹に凭れ
ぼんやり
何も考えず
夏を駆け抜けた蝉の抜け殻となって
・・・
待つ
遅いな・・・
そう思うこの頃。

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