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人の最後はいったいどのような形で幕が引かれるのか、そう思った一週間である。
棺のベッドの上でただ天井を見据えながら思った顛末、最後は突然訪れる悲劇の幕引きを、救急車で運ばれそのまま亡くなるか、一応助かって看取られて亡くなるか、私の場合もそのどちらかであろう。
自宅で静かに家族に見送られて眠るように・・・「ありえないか」
朦朧とした中で想い廻らした私の最後。
以前と比べ環境的に恵まれているのだから、突然のことでも安全は確保されていると思っていたが、奈良で発生したようなことはないだろうと思っていたのだが、現実はそう甘くなく、実際自分が倒れて体験してみるとその事実がわかって「やばい」
そう思って目が覚めたけれど、襲った病魔のために意志がでない。
隊員が告げる相手先との会話、
一回目「ベッドが満床」不可
二回目「治療中」・・・
三回目「受け入れ可能」
そこに運びますがいいですかの確認、
一瞬、そんな病院あったかな、そう思ったけれどこの苦しさから開放されたいその思いで「いいです」と同時に「ああ・・・助かった」の思い。
「なるほど新聞記事の通りが改善されていないのか」うつろな記憶の中で感心。
でも私の場合、まだ自分ではこれは即、死に繋がる発症じゃないと思っていたので、自分なりに安心はしていたが、それ以外もあるし・・・と言う不安は存在していた。
「これが違う病気だと手遅れになってアウトか」そう思った救急車での思い。
しかし、こういったときの締めの悪さは日頃の行いかと思ったひとコマ、
私が嘔吐して倒れ、嫁さんを呼んだけれど、嫁さんは知らない顔で爆睡中、起きてきて言った言葉が「そんなところで汚いね」
その言葉に対して話そうと思って出そうとしたら再度嘔吐、
初めて「救急車呼ぼうか」夫婦なんて何十年も経つとこんなものかそう思った瞬間である。
そんなアクシデントに見舞われた一週間でした、
来週には再会したいと思いますのでまた私のブログに訪れ読んで頂けるとうれしいと思っていますのでまたページをめくって下さい。
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