立夏
春は春の花の散りと共に終わり季節はもう立夏。
立夏を前に春が「私を忘れないで」そう言いながら今までの暖かさに水を差した5月の初め、気温は私の想いを戒めるように3月下旬まで回帰させ、ようやく休み明けに夏模様が戻り、燦々と降り注ぐ陽射しに初夏を感じる昼下がり。
木の葉が太陽の光を受け、鮮やかな新緑が私を惹きつけ、魅了させる初夏の彩、その表情は既に夏モード。
薊
いま
初夏の陽射しを受け
野の草である薊が蕾を膨らませ
均整のとれた姿形で
可愛らしい花を夏草のなかで咲かせている
もう薊の咲く頃か・・・
そう言って触れようなら
私に触れないで
そう言って触れさせない
薊
棘が花を守り
花の独立心を保つ薊
周りは既に夏色。
夏草の 間でゆれる 薊かな
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます