冬の湖北
予想通りの天気になってから・・・昼過ぎには予報どおりになった今日の空23日今日は勤労感謝の日である。何に対して感謝するのかわからず、ただ休みと言ってのんびりと過す。皇室ではその年の...
冬の湖北
冬の湖北は私が生まれた所の気候に似ていて好きなので、いつも晩秋から初冬にかけてよく旅する地である。
この頃の湖北は私が住む京都違い、散在する古刹の椛の紅葉も味が有り捨てがたい美しさを持っている、近年は名が知られるようになりツアー客が増え、以前のようにゆっくり時間をかけて見られないのが私にとっては残念である。
この椛が終わると鉛空が多くなり、湖面は波立ち、時折雪が舞う、長い寂しい冬が本格化する湖北、いま、そんな冬を前にして表情豊かな紅葉をみせる湖北。
湖北
空は哀しい涙を溜めた鉛色
冷たく重くしっとり濡れた雲から齎される
冷たい雨
冷たい雨は山野を濡らし
私の心も濡れる
冷たい氷雨によって
我が手足は悴み
頬は引き攣り
寒さが骨身に沁みる湖北の冬
唯一癒されるのは晴れ間に覗く
湖面の輝きと燃え広がる山野の紅葉
湖北の冬はこれからが長い。
楽しみは焼きたての芋をふぅ・・言いながら頬張るとき。
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