樹木の香り
薫りのスープスープ寒空で冷めたスープをそそるような日々、初夏の無くいつも空・・・=器、器に活けられた花は鮮やかに咲いて、散って、南風に乗って北へ向かったのに、活けられた器からいつも...
樹木の香り
冬から目覚める樹木の生い立ちをみながら歩いて、この初夏のなかで成長した一葉の深緑の鮮やかさを目で追いながら、空を蔽う森のなかに佇む。
その和らぐ森のなかで楽しむ淹れ立て珈琲の冷めた微弱な香りを拾うように味わう。
この香り・・・心癒され落ち着くハーブの香り、
この薫りをスプーンですくいながら嗅いで立ち止まり、ああ・・・この森はまだ元気に生きている。
そう思うとホットしてうれしくなる。
森のなかで
いま
木漏れ日のなかで感じる
孤独な疎外感
人の話し声も聞こえず
静寂で
木立のざわめきもない
聞こえるのは
私の喘ぎと木の葉をゆらす
風の漣。
青葉下 ひと息求め 立ち止まる
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