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いよいよ桜に出会える三月。
三寒四温のなかで降る雨が、一番初めに融かしはじめるのは沢沿いの雪。
雪の中から顔を出す蕗の薹、猫柳の蕾、沢の雪を融かす瀬音。
この月は週毎に野山が変わるので、春の訪れを追いかけて、
里山を中心に歩いて、春を探すことに熱中している。
この3月がとても私は気に言っている。
(3月)
冬のなかの
いたる所に刺さっている棘たちが
一雨毎に抜け始めると
寒さが緩み
新芽と蕾の膨らむ
雪融けに向かう
阻む風雨
太陽の破壊
抵抗と破壊が交差するなかでの
旬の訪れ
3月は
新芽を摘んで
香りと苦味を味わう
旬である。
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