モミジバフウの紅葉
モミジバフウモミジバフウ深まりは近い変化今朝のさくらを見ると全体が染まることなく、あれほど茂っていた常緑の面影が失せ、木の葉もまばらで、それも全体に色素が抜け痛々しい感じ。樹木の一......
染まるモミジバフウ
春の芽吹きから花の咲き、新緑の広がりと深まり、濃い夏色に蔽われていたモミジバフウに別れの時が訪れている。
いま、落葉樹の紅葉を見て思うのは寂しいとか哀しいとかでなく、春の花と同じように描かれる彩の美しさ、この華をみると「落葉樹の緑もこの秋で見納め」そう思う。
感傷にひたることのない私でも、秋の彩は人が持つ想い出を至る所で突いて漁り嫌な記憶までも掘り起こす、
このモミジバフウも「私が紅葉し散る頃までにはあの頃の形を想いながら歩いて」
そう告げているが人には戻れない想いでも持っている。
モミジバフウの奔り
春の萌えから始まる樹木の四季
咲と一葉で夏を過ごし
いま別れの季節を迎え
樹木が晩秋の薄化粧に染まる
その薄化粧の一葉は美しく
いまだ氷雨に侵されない素顔
その彩の映えに恋心がゆれる
モミジバフウの染まり。
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