5月
一日限りの雨雨の一日昨日の雨が残り、路面が濡れ、少し肌寒くひんやりしている。その路面に追い打ちをかけるように時雨に近い霧雨がミスト状になって降り注いで、濡れた路面を更に濡らし、暗く...
5月
私が一年を通し山が穏やかな表情をみせるのがこの5月、
5月の初めはイワウチワとか石楠花が咲、ミズナラ、ブナの新緑が萌え広がり、低山では山桜、モミジ、コナラの濃い緑が山全体を蔽う。
その5月も終わりになると山のササユリの蕾が膨らみ深緑が薄らいでいく5月の末、
いま、花の咲を知りたくて森に分け入ると木漏れ日の下で蕾の緑が薄れ、そのなかの一輪が清純な花姿の美をみせる。
「この様子なら週末まで持つかな」そう思いながらなら森を後にする。
一輪のササユリ
長い時をかけて
山地の草原と森等に自生するササユリ
咲き始めは一輪
翌年には二輪と花を増やす自生種
他の花と違い
発芽しても直ぐには咲かず
なかには開花に10年ほど要する
環境の変化に弱い花
咲は短く10日余り
最高の香りを残し花期を終える。
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