私
艶蕗今朝は雨雨、明るくなるのが遅いな、そう思ってカーテンの隙間越しに外を見ると雨が降っているのか路面が濡れて、アスファルトの黒色が際立って見える。締め切った窓から雨音を知ることは出......
いまの私
私は毎日何をしているのだろう、過ぎていく時間のなかでいつも自分に問いその答えを模索している私、でもその答えはでない。
だからこそ人は生きているのかも知れない、そう言うともっともらしく聞こえるがそう甘くもない、若い時は人も勢いも情熱もありその行動が持っている恐怖などを抑えるというか無視するように進んでいくがそのスピードが落ち始めるその恐怖に気付く人の愚かさ人の老いの始まりか、そう思うこの頃の私。
私自身
私は何のとりえもない
独りの老いぼれ
身体は至る所で軋み
傷を負い
病み
若さは失われ
薄い存在
いまでは情熱もなく
現状維持が精いっぱいの私
でも
不思議と日々爽快。
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