四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

空は塗り壁

2009-04-17 | Weblog
一枚。
今日の空、まったく動かない薄い灰色の一反木綿。
染めは綺麗だけどいつもの無表情・・・冷静で寒いこの空色心も流れない、
綻び、割れ目、ないかな・・・探しても綺麗に塗られた灰色の壁。
周りの春の色彩がなければ、ここは地中の都市空間、そう思ってしまうほど空が低い。

こんな日もありかな・・・
ひとり考えながら空から緑のなかに目を移すと、昨日まで咲いていた蒲公英が、
綺麗な蹴鞠を作り風待ちしている。
「きょう重たい空だから朝は風吹かないぞ」そう話しかけていた。

蒲公英

蒲公英が風を待っている

花びらが散って
丸い蹴鞠を作り
いまか・・と風の吹くのを待っている


蒲公英の旅たち
蹴鞠の風船から始まる種たちのロマン飛行
何所に飛ぶかって
それは判らない
いつも飛び先不明の風任せ

高まる心に相反する不安
いつ訪れるか判らない風の訪問者
焦りと不安
日時計を気にしながら緑のベンチに座って
ひとり待っている




浮気もの
彼が私の恋人
いつもこの時間に待ち合わせなのに
今日はまだ現れない

なぜかな・・・
またカフェで話しこんでいるな 
誘惑に弱い私の彼

もう今日の約束忘れている。

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