一日

私の好きな時雨

時雨れるかな・・・空冷たい灰色から受ける重苦しさ吐息ならぬがこぼれそう灰色、空一面に広がる灰色、冬にこの灰色に覆われるとなぜか暗く、寒く、哀しい想いに駆られるのはやはりこの色の特性...

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私の好きな時雨
そう書いた一年前の記事、今年も同じころに時雨模様が訪れるかな？そう思っていたが、一向に空は崩れる気配がない。
朝はいつものようにのんびりと目覚め、明るさが空一面を蔽うようになるのは、七時を回らないと望めず、太陽の陽射しを焚火の暖かさとして感じるのに更に一時間ほど要するこの頃、私の好きな時雨模様の空は当分訪れそうにもない。

いつもと違い日中は暖かく、温度は二桁を維持して、風もどちらかというとそよ風に近いこの頃、雨は最近降っていない。
有る一日

一段落して
窓辺で珈琲を味わいながら
窓の外を眺める

窓の外では風が時折強く吹いて
木の葉をゆらし
小枝が擦れ
枝の悲鳴が風を意識させる
・・・
この風寒そう

太陽は雲に遮られ
陽射しが陰り店仕舞い早くなりそう
冷え
早く来そう

外の一コマ・・模索しながら
冷め始めた珈琲を飲み干す
一日も後数時間。