牡丹雪、
朝は晴れて青空が望めたのに、いまはもう空一面が雪雲に覆われ、いまにも数人の天使が舞い降りてきそうな空模様になって、風はざわつき、わな・・振るえ、温めた手足の先からぬくもりが昇天していく。
降るかな・・・この空なら、
でも、この寒さと冷えなら牡丹雪でなく、湿気の少ない粉雪となって舞いそう、
いまの雪は北からの張り出しによる冬の冷たい+Ⅱの雪、
春の牡丹雪みたいにただ冷たい、そんな雪にまだならない今日の雪。
雪雲
北西の風によって運ばれて来る
いつもと違う表情の消し炭の雲
重くて
冷たくて
深みのました煤色
総攻撃
そんな感じで一気に攻めて来る
無法者の軍団
雪雲
いま
青空に代わって空を支配して
当分居座って
雪を降らそうと窺っているが
時折風と太陽に邪魔され
拡大縮小を繰り返す雪雲
後一歩が足りない。
昨年の今頃は春を告げる牡丹雪が舞ったのに今年は未だに降っていない。
それほど居座る、頻繁に訪れる寒気は強く、いつもなら満開になる水仙がこの寒さでまだかなりのつぼみを抱きしめている。
あの寒椿がようやく見ごろになって楽しめるほどだから春の訪れ、今年は遅いかも知れないな・・・雪雲を見上げながら感がる。
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