雨の表情、
朝から陽射しがこぼれた空も、昼ごろになるとチョークで塗りつぶした空にかのわり、
正午を回るころには消し炭色が全体に行きわたり、無地の空。
空は更に悪化に拍車がかかり、夕方には空一面煤色になり、闇の訪れと同時に降りだした雨、その表情一切わからず、雨音の奏でるセオリーで雨の情景を描く。
外に出て雨がみたい、そう思いながら部屋の暖かの誘惑に負け、小さな窓から外の様子を窺う私、叩きつけるような雨音が聞こえる。
雨、2月半ばの雨にしては苛立っているな、そう思いながら小窓から顔を外す。
Night rain
雨音が聞こえる
雨か
・・・
その様子わからず
夜がすべてを闇に封じ込めている
雨
確かに降っている
それもかなり激しく
存在は雨音
暗くて
目を凝らしても疑心暗鬼のせかい
雨音を推測しながら
この降り激しい
そう思う
この分なら朝には止みそう。
朝から降るかな・・・そう思った雨も意外と持って、降りだしたのが夕方。
昨年の今頃は一日降り続いていたから雨の表情も私なりに拾って描けたけれど、今回の雨は夜、雨空のせいで周りは余計暗く、音で表情を追った私。
2月からの雨は確実に春へ向かって潤いを増して行くから好きな雨のひとつ。
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