
路面を濡らした雨が優しいと思う朝である。
なぜだろう・・・乳白色と言うか少し鉛色に近い塗り壁の空なのに、
どんよりとして、雲は平面にならされ、流れ往く気配も感じられない。
手を差し出すとパラ・・トン・・と落ちる雨にまだ勢いがついていないせいか、
落葉樹の下は乾いてセピアの枯れ野が美しい。
雨のせいか温かい。
模様

昨日が笑顔なら今日は安堵かな・・・
一面を覆うこの灰色と言うか乳白色と言うか
表情を隠した空から何も得られない
気配も
表情も
色彩も・・・
雨は静・・シト・・降る
そんな感じではなく
舞うように落下する感じで落ちてくる
パラ・・
トン・・
傘をコミカルに叩きながら
冷たいかって
いや暖かいよ
この2月の雨にしては・・・
触れても濡れても雑味のない心地よさ
何処から来る温もりだろう
冬がサンタのプレゼントなら
春は和みの天使からのspring gift。

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