夏、ピークを迎える
風が緩やかに吹いて涼しいかな・・・そう思うけれど暑い夏、ピークを向かえる夏、行く手を阻む夏草、分け入りを躊躇う第一歩。無視して侵入しようものならたちまち襲って来る蚊の族...
夏、ピークを迎える。
夏の初めの頃から読みはじめた私の夏物語、読みはじめた頃はいろんな出会いが在り、
わくわく、ドキドキしながら読み漁り、その夏物語もそろそろ結論かな・・・そう思う頃になって久しぶりに夢中になったページをそのままにして、辺りを見渡すと空、街、樹木は深い夏色。
蝉はいつの間にか騒がしくなってガンガン泣きじゃくり、熱い太陽の陽射しは容赦なく降り注ぎ、大地は乾き、動植物は疲弊して、頭からかぶる冷たい雨水が恋しい夏のピーク。
夏
一年の四分の一がこの夏
春の次二番目の夏
太陽の陽射しは口づけする近さから
熱い吐息と共に降り注いで
私に絡み付いて自由を奪う
熱い蝕む熱気
愛のない抱擁
喘ぐ悲鳴
流れる汗が私から自由を奪い
容赦なく甚振る
夏
いま過るのは冷雨の幻影
出来るなら頭から浴びたい。
後5日ほど過ごせば7月も終わって8月である。
8月と言えば暦の上では立秋であり、秋とは言えその表情街中に住んで居るとほど遠く、先が見えて来ないはるか彼方の情景であるが、季節は正直なものでこの8月を迎えると何所かで秋に向かって少しずつ変化し始める。
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