今日は秋

立秋

夜が明けるのが少し遅くなったかな・・・
そんな感じで目覚めた今日の朝、今日は立秋である。
もう暦の上では秋か、
そう言えばどことなく秋の匂いがする、「嘘、ありえない」確かに空は夏空だし、太陽は頭の上で鎮座しているし、あの蝉は耳元で騒いでいるし、
頬をかすめる風も見当たらない。

秋、この町ではまだ見えて来ない。

立秋

今日は秋
早いな・・・
そう思うのは私だけかな

そう後がないね
今日が私に話しかける
考えてみると
一日
一か月
一年
みな長さは同じ

違うのは持ち時間
そう考えると私の持ち時間は後僅か
ああ・・・
深いため息がこぼれる

欲を言えば限がない
今を楽しめばいい
・・・
いま私の一夏が終わる。