冬が一歩・・近づいてくる

空
重苦しい寒々とした空からが・・・
まだ落ちてくる感じ、
そのせいか、まだ乾いた部分が残っている

見るとうれしい
季節は冬に向っている。
北の地には雪が舞い、我故郷は時雨模様が続き、もう直ぐ霰に変わる季節。
私の住んでいる町では落葉が激しく、もうすでに葉が落ちて、吹きさらしの中で毛細血管を広げ、肢体を寒空にさらしている落葉樹、
そろ・・寒さに堪えながら僅かに息をしながら、遠い春を待つ時期になって来た。

今日は少し歩いただけで手足は直ぐに冷たくなって、吐く息が白い。
季節は冬

寒い
・・・
そう思って私のも田舎ほどじゃない
この寒さ
まだ薄い青空が見えるし
雲もどす黒い雪雲じゃない

風もまだ全体に温く
体からすべてを奪うまでに至っていないし
素肌をさらしていても
凍えて痛いとか
針を刺してくる痛みも感じない　

まだ・・早春の感じ

確かなのは
確実に冬に向って歩いていると言うこと
一歩・・気分転換しながら
これが厄介・・・

町の周りを少しずつ破壊しながら
冬に向って歩いている。