
寒い朝である。
見上げる空は梅雨空・・・そんな感じでなく、鉛色の空は重く、冷たく、
辺りがひんやりしている。
初夏の陽気に慣れた身体はこの寒さに脅えているのだろうか、
眠い!冴えない!踏み出すと身体が引きずるように重い。
まだ夏は不慣れなのだろうか・・・
朽ちる

朽ち
一花が今花の命を終わろうとしている
朽ち
退色
散り
儚いととるか
宿命ととるか
蕾から開きまでの花の生い立ち
ひとつの花物語
宿命
花が残す未来
花がみせる美しさ
朽ち
・・・
いま一花が花びらを散らしながら
時めきの一ページを閉じる。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます