残り火
さくらへの想い桜の終わりに感じる想い桜にかなり緑を感じる朝もう桜も終わり、そう思うと少し寂しい桜の終盤、薪の種火で暖められた平野部の桜は散りを迎え、花びらが一片の雪となって積もり、...
残り火
この初夏を前にしてみる桜からは春に感じた新鮮なときめきも歓喜も、いまは見出すことは出来ない。
いま、北の新緑の山を歩きながら生き残るように咲く桜に出会うとうれしくなる。
確かに目にする桜からはこの春に感じた鮮やかさ、感動、勢いはないが、緑のなかで映える桜の花色に触れると私の心はときめく。
もう里では見ることのない桜であるが北の山間ではまだ残り火となって残る。
残り火
春にときめきを齎した桜
いまは花に替わり一葉が全体を蔽う
その新緑の広がりのなかで
桜が残り火となって萌える
その表情
焚火後に残る種火
あの春の勢い
鮮やかさ
美しさには欠けるが
桜は
萌える緑のなかで種火となり燻る。
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