さくらへの想い
桜の終わりに感じる想い桜にかなり緑を感じる朝もう桜も終わり、そう思うと少し寂しい桜の終盤、薪の種火で暖められた平野部の桜は散りを迎え、花びらが一片の雪となって積もり、いま、そのピン...
さくらへの想い
なぜだろう・・・この冷めた想い、そう思うさくら。
冬が終わりに近づき、さくらの蕾の中にまだ見ぬ人を想い、小さな胸を膨らませながら頬を染めた蕾の表情、やがて恋をしたかのように一気に花を咲かせ、鮮やかな色で空を蔽ったさくら。
その酔いの冷めは早く、時を経て私の想い出から消え、山を歩くとき漁火となって残るさくら、まだ山にはさくらが咲いているか、そう思いながら残り火に話しかける。
散るさくら、まだ咲いているさくら、なぜかこれらのさくらに出会ったころのときめきを感じず、ごく普通に眺めている私。
さくらへの想い
春の主役を演じたさくらが散り
いま花に替わり木の葉が樹木を蔽う
花の咲きはじめに心ときめかせ
花の鮮やかさに酔い
花びらの散りに涙して
遠きあの頃の愛しき人を想う
ああ・・・
これで春のさくらも終わり
私は後何回このさくらを見られるだろう
そう想いながら瞳を閉じる。
新緑に 混ざるさくらの 緑かな
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