
白い紙にタップリ水を含ませて、灰を溶いた水を打ちまいて拡がった灰色、
重く動かず停滞しているかな・・・
感じる空気も重く湿って、指でチョイ・・と触れても動かない。
風は小波からざわめきの大波になって木の葉をゆらし、
サラ・・ザワ・・
砂浜に寄せる感じで打ち寄せる。
ああ・・・この風が止むと雨になりそう。
風
重い湿りのある風
今にも泣きそうでいっぱい涙を溜め込んで
ほら・・泣くよ
いまから
・・・
そう告げている
空が
まだ・・早い
待て・・そう言って止めている
なんで・・
駄々をこね
たわわに茂った木の葉をゆらし怒っているけど
空はまだ早いから
そう言って宥めている
でもこの空
泣くのも時間の問題
いつまで持ちこたえるかな
そう思いながら
待て・・
そう話しかける。

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